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技術者としての仕事やキャリア設計に役立つヒントが隠されてそうな本をピックアップ。スキルワーカーに役立つユーモアに満ちた「非・マニュアル本」をぜひ。 |
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「コンピュータ本」や「マニュアル本」はすっかり読み飽きて、もう必要ない!という方に。技術者としての仕事やキャリア設計に役立つヒントが隠されてそうな、ちょっと異色の本をピックアップしてみました。
「日本は文系王国」――多くの「理系人」たちがこのことを感覚的に理解されておられるだろう。しかし、この本を読んで、そのことが明々白々の事実であることに改めて驚かされた。大臣18人のうち、理系は2人、官界の事務次官級31人のうち理系は1人……。これで「科学技術立国」、本気じゃないと思われても仕方ない。 財界に目を転じてみると、上場企業の社長2143人の理系比率は、28%。これだけが大学の文理入学者の比率にほぼ近いが、そのトップ集団となるとやはり文系が多い。ちなみに、日本経済団体連合会会長、副会長16人のうち、理系は、東京大学工学部卒の吉野浩行本田技研工業社長ほか3人だけだ。報酬面を見てみると、文系出身者と理系出身者の生涯賃金の格差は、なんと5000万円!これでは、優秀なる頭脳が海外に流出するはずだ。
本書は、これらのデータによって「理系人」たちが置かれている外的環境を分析するとともに、理系人の「内部的事情」にも鋭く迫っていく。「誠実だが地味。専門知識は豊富だが社会には無関心」あるいは、「理系=オタク」といった理系カルチャーの一般的イメージは、単なる偏見にすぎないのか?女性研究者の本音は?「とりあえず大学院」といった風潮の背景にある事情は? さらに、本書では、「理系人」内部から起っている「変化の兆し」にも注目している。権利意識に目覚める「企業内・研究者」たち、大学発ベンチャーの進化などなど。そして、停滞する日本経済に風穴をあけるのが、文理の壁を越えた「新・教養人」たちであると位置付けている。 新聞社の取材班の編著だけあって、多彩な「理系人」たちへのインタビューも多数掲載。「理系人」はもちろん、そうでない人にも興味深く読める一冊である。
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